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相棒と吉田栄作

元日スペシャルを久々にライブで観た。

ここんとこ佐賀の千登勢んちで過ごしていたし、去年は店にいたしね。

ここんとこ相棒の視聴率はダダ下がりで、確かにストーリーが取っつきにくくなっていた。

心を錆釘で引っかかれるような救いのない「ボーダーライン」みたいな名作も前シーズンには有ったのだけど、今シーズンは個人的感想としては切れがイマイチ。

相棒のお約束パターンに「憎むべき相手を殺してしまったら、実はイイ人で、犯人を誰より理解して(愛して)いた事が殺害後に(右京さんによって)露呈」ってのが有ると思うのだが、それ系のエピソードも多々あるが中途半端で感情移入が出来なかった。

Season10が「ten」って表記になることが発表されたあたりからイヤな予感はプンプンしていた。

あと、テレ朝の気負いすぎで、大物ゲスト満載なのも勘弁。

視聴者ごとに相棒に対する楽しみ方も温度感も全然違うのだろうけど、アタシは相棒の次回のキャスティングなんて気にしたこともない。

相棒って、キャスト観ても誰だかわかんない位の人で充分な脚本だったから。

渡哲也は炊き出しと新年会やってれば良いと思うし、あそこまで「正義の味方」に拘る俳優なんて、出てきた時点でアウトで、別に再登場を待ってた人なんてそんなに居やしないと思う。

でもって、今回のゲストは吉田栄作…

彼にとっては可哀想な脚本だったけど、イイ意味で期待を裏切ったのは「意外と渋くてヨレヨレに歳くってた」事、笑。

トレンディードラマやジェットコースタードラマなんてものに出ちゃってた歴史は残念ながら消せないし、今となっては栄作を喰い気味な嫁が多少痛い事実も消せないけど。

なんか往年の「栄作の俺が俺がオーラ」が出尽くして、出涸らしのお茶殻みたいになってて格好良かった。

やっぱり顔素材は素晴らしく良かったんだなって思った。

あ、相棒の元日スペシャルの方は例によってパトカーがいっぱい出て、新年の花火が東京湾で上がって(ホントは上がんないよ、うちからは東京湾丸見えだけど、汽笛だけっすよ)、突っ込みどころはあるにしろ、爽快だった。

んでもって、吉田栄作を掘り出したので、アタシ的には大満足って事で。

めでたしめでたし。
by mahimahi55 | 2012-01-05 13:20
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